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麦踏みのこと

最近、麦踏みどころか麦の栽培が珍しくなっています。
善光寺平らは二毛作地帯で6月頃麦の刈り入れをしてから
7月の始め頃に田植えをしていました。
今は減反政策で稲も作らない田んぼが目立ちます。
また、田植えも5月の連休に田植えをする農家が目立ちます。
農業以外の仕事や田植機の都合なんですよね。
以前は、小学校や中学も麦刈り休みとか田植え休みなんて言うのがありました。
麦が植えられていた頃は春先になると麦を踏みつける光景が
見られたのですが、なんのために麦踏みをするのか科学的に
分かったのは20年くらい前のことです。
麦踏みは農家の体験によって受け継がれてきた麦作りの秘伝でした。
麦畑の冬は霜柱が出来たり、融けたりの繰り返しで麦の
根が浮いてしまうため踏みつけて地中に埋めるため、
行っていると考えられていました。
麦踏みの後、ふるいの付いた鍬で実際に土も被せましたからなおのことです。
実はこの秘伝は、麦を踏むことによって麦に大きな物理的な
刺激を与えることで、麦自身からエチレンというホルモンの生成促しているのです。
エチレンは成長ホルモンと呼ばれ麦の草丈の伸長を抑えたり、
根の伸長を促進したりさせるのです。
麦踏みは結果的に麦を寒さから守ったり丈夫に育てたり、
収穫時期を一定にしたりしています。
また、麦踏みは踏むだけではなく、麦の草丈の部分に傷を付けたり
切ってしまっても同じことがおきます。
稲は台風などで田んぼの真ん中が倒れても
畦の周辺は倒れないのはやはりエチレンの影響です。
いつも揺れている畦の近くは根が丈夫に育っているからです。
このような植物とエチレンの関係はいろいろなところで起きています。
四つ葉のクローバーも時々このエチレンによって出来ることがあります。
エチレンと植物、いろいろ利用できますよ。
サマンサでした。


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  • 参考までに
  • 吾輩は猫である (岩波文庫)
  • 魔女の宅急便
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