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質屋のこと

ウチは明治時代に質屋さんをしていました。
お金があったわけではなく、お金持ちの親戚から畑を担保にして
借りたお金を又貸ししていたようです。
100年前の質札がたくさんウチにあります。
春になると冬物の着物、布団などを質草に持ち込み、
冬になると夏物の衣類を持ってきて冬物と入れ替えたようです。
まるで落語の八ちぁん、クマさんの世界を覗いているようです。
今でも質札の名前を見ると、どこどこのじいちゃんと分かる人が
多いので質札は公表できないのですが質札に書かれて質草が
とても面白いのです。
米一升、豆二合、欅のタンス、絹の礼服、木綿の布団、などなどあり、
それはそれは生活感のある質草を持ってきたものです。
米一斗を持ってきて金利に一升置いていったとか、
茶碗や瀬戸物などといった記録があります。
中には隣村から布団一式
敷き布団、掛け布団を組で持ってきた人もいます。
金利は年利10%が決まりだったようです。
衣類には京都西陣の羽織などが何度も
出たり入ったり忙しかったお宅もあります。
明治の質屋さんは先ほどまで使っていたような
生活用品が質草になっていたんですよね。
今の質屋さんの質草はバックや宝石などのブランド品なんだそうです。
特に女性は男性からのもらい物はすべてお金に替えてしまうようです。
学生さんが卒業するときにはテレビ、ビデオ、冷蔵庫、洗濯機
、ゲーム機、ゲームソフト、音楽CD、机、自転車などなどは
質屋さんでお金に替えて、書籍類は古本屋さんで処分して
ノートパソコンだけで郷里や就職先に向かうそうです。
それらを調えてくれた親には後輩にあげたということにして、
輸送費がかからなくてよかったなどと話をするようです。
で、新生活には新しいものを卒業祝いや就職祝いにねだるそうです。
そこには家族の今日、明日の米を心配する姿などは全くなく
良い時代になったものですよね。
昔の質屋さんは質草を流す人はほとんど無かったようですが
今は質屋さんに売りに来るようです。
じゃあまた、サマンサでした。


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  • 綴った研究雑感です。



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  • 参考までに
  • 吾輩は猫である (岩波文庫)
  • 魔女の宅急便
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  • アイムス 成猫用 体重管理用 チキン味 7.5kg