天然鮎が上がってきて釣り人が選ぶ名川きれいな水の川100選、という中に
長野県の犀川、千曲川、天竜川、木曽川はこの100選には入っていません。
きれいな水に住む天然鮎で比較したもので天然鮎は長野県の川には少ないようです。
県民220万人の住んでいる長野県は、やはり人が川を汚しているようです。
川の近くに町や村があると名川にはなれないみたいです。
今、長野では籾蒔きの季節で農作業に合わせて農業用水路に水を流しています。
しばらく農業用水路に水を流さないと、下水化しているため汚いのです。
河川内の汚物を流して、きれいになった水で農作業をするのです。
農業用水路にはお風呂の排水、お勝手の排水、雨水などが流れ込んでいるのですが
濾過装置とか沈殿槽はほとんど設置されていませんので、
家庭の排水は直接農業用水路に流れ込んでいます。
冬の間、農業用水路にはきれいな水を流していませんから、
秋、冬、春の家庭排水が農業用水路に溜まっているのです。
冬、温度が低いので村の中では臭ったりしませんが、町の中では
暖かくなると臭いも出るものと思われます。
幸い農作業に合わせて川の水を流しますので臭いのでる頃はきれいになります。
この汚水の中には魚や水中生物も住んでいます。前にも書きましたが
この水はいくつかの発電所で発電に使われ下流の田んぼなどの農業用水にも
使われ、さらには下流の飲料水に使われています。
下流の皆さん済みません、長野県は未だに下水処理が完璧ではありません。
特に信濃川流域のみなさん、信濃川は長野県の70%が水域なのですが、
長野県の下水になっています。今後きれいな水を流すべく努力をしますが
今しばらくお待ちください。
サマンサでした。
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長野県の川は今
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