「しおひかり」という、美味しいお米の銘柄があります。
まだ売られていませんから知らないのは当然なのです。
ですから、本当は美味しいかどうか知らないのです。
このお米、売られていないばかりか、この品種は栽培どころか
籾一粒も、存在していません。そうです、開発がまだなのです。
「しおひかり」は某研究所が開発している新種の稲の名前なのです。
開発者が希望的な考えで命名致しました。
海岸線近くに生えている稲科の植物や
今ある稲をバイオ技術の粋を集めて品種改良を加え
海岸線沿いで稲を作るという研究をしています。
何年も前から海岸線沿いに生えている稲科の植物を研究室で栽培しています。
栽培条件は海と同じ海水で育てることなのです。
海水で植物が育ち、海岸線沿いに田んぼが出来たら
膨大な面積の田んぼが出現します。
田んぼが出来るばかりか、汚染された海水の浄化効果もあり、
海岸線の浸食なども防げる、という効果も狙っています。
さらにお米が取れたら、それはすごい研究になります。
実際に某研究所ではいろいろな浜辺の植物を海水で栽培しています。
女性の研究員は優しくて毎日、植物に海水を掛けるときに
ごめんなさい、と云って掛けるそうです。気持ちが分かりますよね。
今のところ海水で成育する稲科の植物は数種類あるそうです。
しかし、お米が実るまでは、まだまだ長い年月を必要と云うことです。
お米ができすぎたら、人間が食べても良いし、
家畜のエサや養魚場でのエサにも使えます、さらにお酒にする事で
アルコールを作って、車を走らせる計画も進んでいますから、
いくらあっても良いですよね。
たくさん使い道がありますが、いまさらお米の研究、なんて言わないで
「しおひかり」頭の隅に入れておいてください。
地味ですが、人口問題、環境修復、エネルギー、食料など
一挙に解決できる重要な研究なのです。
ではまた、サマンサでした。
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「しおひかり」のこと
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