今年の冬の話である。
2月初め、大雪の時に神社のご神木が雪の重みで根本から倒れました。
樹齢800年と言われ村のできごとを鎌倉時代から見てきたご神木である。
高さ35m、根本の周囲4.5mの巨大な欅の木で、
倒れた時に神社の一部を破損した。
破損場所の修繕費と片付ける費用を捻出するために売られることになった。
入札の結果、県外の材木商社が1400万円で落札した。
ご神木は今後、何にどのように加工され使われるのか知るよしもないのですが
欅の木一本、1400万円の価格に村中の人がビックリさせられました。
山に欅を植えて800年後は1400万円になると思うと
林業も悪くはないのかなあ、などと思われてくる。
ご神木の話の時に、お金の話をするのは神様に無礼かと思いますが、
俗世間では重要な話ですので、神様にもお許して頂きます。
欅のご神木は、芽を出してから800年、毎年17000円ずつ
値段が上がっていったことになります。
また、800年というと人間では40代目とか50代目の
末裔に当たるかも知れませんが、これから欅の植樹をしておいても
いいかなあ、などと云う気分になりますよね。
40代目か50代目の子孫のために欅の木
1000本植えたら伝説になるかもしれません。
今、欅1000本植えたら800年後に140億円になると云うことですよね。
草に負けない程度までは手入れも要りますし、
なにより、さわがれている地球温暖化などにより、
地球環境が大幅に変化のないことを願っています。
もちろん、物の価格が今と同じとは思いませんが、
今後も木の需要は無くならないと思いますし、
歴史的建物は檜や欅が使われていますから補修にも必要になります。
コンクリートの建物は800年の歴史はありませんが
木の建物は800年以上の建物がありますから、
ひょっとしたら木の方が寿命が長いのかも知れません。
気の長い話ですが時には、これから40代目、50代目の子孫の為に
欅の木を残しておくのもミステリー的要素もあって楽しいことですよ。
ではまた、ご神木のこと面白かった。
サマンサでした。
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神社のご神木が倒れた
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