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昔の板のこと

土蔵の修理をしました。
床板に松の木を一枚ずつ鋸で引いて造ってありました。
幅の広い鋸で材木から板を造ることは大変な労力が必要だったと思います、
その労力が鋸を引いた跡とになって筋になって残っています。
休んだ後とか、お昼を食べたところとか、仕事始めの元気な時の部分とか
疲れた時の部分とか昔の板に残る鋸の筋から、
いろいろ想像を巡らしながら板を見てみました。
今のように板は板として売られているモノが簡単に買える時代には
見えない技術、技のようなものを感じ取れませんが、
一枚一枚、木を鋸で引いて造った江戸時代の技や苦労が良く分かります。
節や虫食いなどの穴は別の板をはめ込み補修もしてあります。
柱も四方を手斧(ちょうな)で削って
一本ずつ持ち場、持ち場に合わせて造ってあります。
柱の方向も年輪の広い部分(生きていた時に南向きだった方)を
南向きに建てて使ってあります、この方向が一番強度の保てる方向とのことです。
建物を建てる場所の近くで育った木を使い、建てる方向も
生きていた方向に合わせて使う、本当に良いのかどうかは知りませんが、
そのように聴いていますし、現実にそのように使われていました。
それに、屋根を支えている大きな木はエビのように曲がった木が使われていますが
外からは普通の妻切りの家に見えるのが不思議ですね。
曲がった木で建物を建てる技術は今の大工さんには難しい技術のように思われます。
それに釘を探しても見あたりません、
昔の建物を修理するには、昔の大工さんが必要なのではないだろうか。
今もウチの近くには板屋という屋号で呼ばれている家があり、
江戸時代に百姓の他に板を引いていたそうです。
また、戦前はおじいちゃんが農業の他に大工をしていた、と言う家がいくつもあります。
江戸時代から昭和の初めまでは隣近所の人が集まって、分業したり、
力を合わせたりして家を建てていたようです。
江戸時代の屋号は、油屋(灯り採りの油を搾っていたそうです)、
車屋(水車の管理をしたり造ったりしていたそうです)、
石屋、豆腐屋、紙屋、鍛冶屋、種屋(蚕の孵化をしていたそうです)
などなどがあり、今もこの屋号で呼ばれている家もあります。
ではまた、サマンサでした。


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  • 参考までに
  • 吾輩は猫である (岩波文庫)
  • 魔女の宅急便
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