特別老人ホームの前を通りました。車がいつもよりたくさん駐車していました。
敬老の日のイベントがあるようで、出入り口に華やかなアーチが付いていました。
私の周囲にも特別老人ホームに入っている人が何人もいます。
あまり長く入所していると、面会に行っても印象が変わってしまい、
ホーム内を探し回ってしまうことがあり、最終的にはベットの名前で確認したりします。
それぞれの事情で特別老人ホームに入っているのですが、
近所だから解る、その理由を想像し考えてみます。
Aさんの場合、80才を過ぎた頃、お風呂で転倒し腰を痛めて入院、
入院中に脳血栓を発病し、そのまま、
改善がないので特別老人ホームに入所し、十年近くになります。
家族構成は、息子さんが他界し息子さんの妻と孫夫婦とひ孫3人の7人暮らしです。
Bさんの場合、70才代でやはり脳血栓を発病し右半身が麻痺しています。
家の中を、伝え歩きして、自分のことは自分でできますが、
電話の応対、来客の応対には即応が難しくできませんし、
家族も家を空けられないため、特別老人ホームに入っています。6年になります。
Cさんの場合、70才前なのですが、痴呆症が進んでいます。
普段の生活には全く支障ないのですが、
やはり家族が留守にできないと云う理由で入所しています。
息子さん夫婦は会社に、パートにそれぞれ勤めにでています。
また、お孫さんは中学生です。
Dさんの場合、90才を過ぎています、どこが悪いと云うことでは無いのですが
寝ている時間が多くなり、移動も車いすを押して頂き移動しています。
お孫さん2人も大きくなり勤めています。
起きあがるのに楽な、介護用ペットで寝ていましたが、
6畳の部屋では介護用ベットから車いすへの移動が難しく、
手狭なため特別老人ホームに入所しています。
息子さん夫婦は60才代で農業をしています。
その他、数人の方がいろいろな事情で、特別老人ホームに入所していますが、
入所した理由の多くは、共稼ぎのため、家を空けられなくなる、
間取りが狭い、などのようです。
毎年、年を重ねること、病気になることは仕方のないことですし、
誰もが通っていく道ですし、前々から予測もしているわけですが、
敬老の日にも、敬老の気持ちが伝わってこないのですよね。
なにか、事務的な敬老の日を見てしまいました。
敬老の日はせめて、一日中、家でお世話をしても良いのではないでしょうか。
ではまた、サマンサでした。
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