ウチの村には44回続いている市民運動会があります。
毎年、毎年プログラムの変更はほとんどありませんし、
小学生の競技を除いては参加者の高齢化が進んでいます。
その小学生は年々減って、44年前から減り続け現在では4分の1になってしまいました。
市民運動会の日は、腕自慢のおばちゃんたちが、お稲荷さんや煮しめをお重に
つめて、一日中小学校の校庭で楽しんだものだそうですが、
一日中グラウンドにいる人は、来賓や役員だけになってしまい、
体力的に大変な人もいて、ケガなどをしない為もあり、
数年前から午前中だけの競技に変更され続いています。
それに伴い、来賓も長々、演説をする人もなくなり
開会式も閉会式もすんなり終わるようになったそうです。
市民運動会は市町村会議員や県会議員などの、挨拶の場でもあったようです。
また、毎年、毎年プログラムを変更しない理由は、
練習の時間を取っても人が集まらないことと、
市民運動会の日の何時頃には何の競技が行われていて、
いつ頃、行けば自分の競技に間に合うかを村の人たちが分かっているためで、
競技の内容も村人の多くが知り理解していることも変更できない理由なのです。
昔は、栗のいがとドジョウを両手に握り、
持ってグランド一周する競技があったそうですが、
栗のいがもドジョウも村の中では調達できなくなり廃止されました。
村の力自慢が米俵に砂を入れた物を担いで駆けっこする競技も
俵の調達が難しくなり廃止になりました。
それに、樽ころがしの樽も調達が難しくなり、
今は、修繕しながら使っていますが老朽化してきました。
樽ころがしが、いつまで続くかは樽の寿命にかかっています。
と言うわけで、市民運動会にもいろいろな都合があるようです。
ではまた、サマンサでした。
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市民運動会の都合
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