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柿が色づきました(3)

またまた、本草綱目の柿のページを見てみます。
1708年、貝原益軒が79歳の時に、明の李時珍が書いた本草綱目を基に書いた
大和本草に柿の事が次のように書かれています。
「本邦には木練りあり、木淡あり、渋柿あり、稗(木偏)あり、
諸州に奇品多し。京都の木練りを上品と為し、大和の御所の邑より
多出つ故に御処柿と云う。是亦木練の佳品也、諸州之有り、
然れども山州和州の産に及ばず。
其の形皆方なり。一種木練に似て扁く味渋つて好からずあり。
中華には南方に茘枝ありて、生なるを諸果の上品とす。
本邦にては京都の木練を以て諸果の上品とすべし。
其次梨子甜瓜の好き品を佳果とすべし。
○木練に非ずして味早く甘きを木淡と云ふ。木淡に数品あり。其の内に
味甚美なりある。其の形数品あり。○渋柿は霜の後爛熟すれば甘し。
未熟の時、大なる柿の皮をけつり去て、日に干したるは味よし。
生干なれば、痰を生ず。後に白霜生ずるを白柿と云う。
又柿餅と云う由本草に見えたり。霜は柿霜という薬品なり。
美濃の釣柿、安藝の西條柿は乾柿の上品なり。串に貫きたるは、
内にかびあり。釣柿をよしとす。
○霜の後皮を去らず、めわらに包み、或いは器中にて熟したるを
炮柿と云う。味佳し。臘月をすぎてはくさる。
○しぶ柿に大あり小あり。大なるは椀の如し。皆炮柿とし白柿とす。
○宇治のころ柿亦名品なり。実小也。此品甲州信州にも之有り。
江州濃州に柿最も多し。大柿に核なきものあり。これを佳品と為す。
しばしば、つげば核なし。小柿には核多し。凡柿は接べし。
実を植えては実ること他の木より遅し。○凡柿は性寒なり。
熱を去り渇を止め身を潤し腸を渋らす。聲かれたるを療し、
反胃を治す。本草に見えたり梨実の性にまされり。
虚令の人は生果食するべからず。白柿は蒸炙りて食し、
炫柿は蒸して食し、又熱湯にて温め食す。大便閉の人食するべからず。
柿と蟹を同時に食するべからず。酒後柿を食するべからず。
酒気帯つて、害を為す。○醂柿はしぶ柿を灰汁に浸して、味甘くなる也。
本草に脾胃健やかにといへども、生令にして、脾を害し、食するべからず。
○稗(木偏)は小柿なり。つきて柿渋とすべし。村民多くうへて利と為す。
山野にあるは尤もなり。しぶ多し。酉陽雑爼に曰く、木中根固柿を最と為し、
俗に之を柿盤と謂ふ。本邦黒柿を良材として器に作る。

この様に書かれていて、300年前に発行された本なのですが、
現在、我々が知っている知識と変わりないことにビックリします。
読んでみると、柿には、いろいろな種類があって、
いろいろな利用をしていたことも判りますし、
ウチある、御所柿は京都から来たことも判ります。
どの様に京都から長野に来たのかも知りたいですよねえ。
ではまた、サマンサでした。


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  • 参考までに
  • 吾輩は猫である (岩波文庫)
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