自分でパソコンを作ると幾分安くできます。
パソコンを作ると言っても回路設計や基板設計、
板金設計などをするわけではありませんから正確には組み立てるだけ、
いや、組み合わせるだけ、と云う言い方が合っています。
パーツやチップは日本やアメリカのメーカーのもので、
製造はフィリピンやインドネシアなど東南アジアで作られています。
基板の設計・製造は台湾で、中国の労働者が働いています。
また、ソフトはアメリカや日本が発注してインドで作られているようです。
産業機器も最近は世界中の会社から得意なものを集めて組み立てられています。
得意なものとは技術力の高さは当たり前で
価格の安いことが重要に要素になっています。
鉄、銅など素材を供給するところ、それを加工するところ、
設計をする会社、製造する会社、その労働力を提供する会社、運搬する会社、
販売する会社、などなど世界中から得意なものを集めて、
製品を造ると、納品先によっても多少違いますが、
ほぼ同じ会社から集めた材料で、同じ国の人が組み立てに来る。
そんな製品が最近、特に多くなっています。
薬や印刷機については既にここに書いたように記憶していますが、
日本には大小の医療機器メーカーが存在し、当然のことながら、
複数の会社が同じ用途の製品を作り競争販売すると、
売れる会社と売れない会社がでてきます。
この売れない会社が競争に負けて資金不足になるのを待っている会社も存在します。
資金不足の会社に資金導入と販売拡散のチャンスを提供する会社が存在します。
資本を出すのは中国の企業で、マーケットも中国や東南アジアです。
中国だけでも日本の人口の十数倍の人口ですし、アジア全部となれば
地球人口の半数近くにあたる人たちが住んでいるマーケットが存在しています。
また、低賃金の労働者を抱えた地域でもあり日本での競争力にも対応できる、
会社を作ることが可能となります。
日本の企業が中国資本に買われてしまうことが、良いのかどうかは
判断できませんが、能力や技術を売ることも日本の将来にとっては
必要なことのようにも思えるのです。
アメリカの野球界で活躍している、イチローや松井の様に
日本の技術を世界に販売するためには必要なことかも知れません。
今日はこの辺で、サマンサでした。
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世界が小さくなったようです。
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