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宗門改め帳のこと

しゅうもんあらためちょう、と読みます。
江戸幕府の宗教制度で切支丹宗門(キリスト教)を禁圧する事を
目的に毎年、領民ひとり1人を人別改め帳に記載し、
旦那寺に仏教宗徒の帰依者であることを証明させ、藩に届けたもので、
村役人が毎年、まとめて作製し藩に届けていました。
江戸時代の村役人は、その村の庄屋さんが担当していました。
この頃は庄屋さんの家が役場だったそうです。
宗門改め帳は、古文書としてはどこの村でも作られていましたので
現在でもたくさん残っています。
紙が貴重で高かった時代ですから藩に提出する本物は
新品の紙を使っていましたが村には控えの
宗門改め帳を残しておく必要があり複数作られていました。
この控えが現在も古文書としてたくさん存在します。
この宗門改め帳を村に残した控えは、毎年のことで、
村役人が同じ場合は特に、変更がある部分だけを、
ふせんを付けて修正して対応していました。
ですから、このふせんの付いている場所だけ見ていくと、
どこのウチで、結婚したとか、そのお嫁さんは何処の村の何さんの
長女が来た、とか、どの家で子供が生まれたとか、おばあちゃんが
亡くなったとか、おじいちゃんが亡くなったとか、だれだれが家出をしたとか、
その年の村の戸籍がすべて分かります。
宗門改め役というのは1640年(寛永17年)にできたそうですから、
300年以上前から宗門改め帳が作られていたのでしょうね。
30戸とか60戸の小さな村の宗門改め帳を見ていると、
時をへだてて、村人の生活が見えてきて、
見ているだけでも江戸時代の村人の息づかいが聞こえてきそうで、どきどきします。
宗門改め帳は1873年(明治6年)に廃止になるまで続いたのですが
江戸時代後期から明治にかけては藩に届けることも調査することもなかったようで、
江戸後期から明治にかけての宗門改め帳は見あたりません。
ではまた、サマンサでした。


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  • 参考までに
  • 吾輩は猫である (岩波文庫)
  • 魔女の宅急便
  • アイムス 成猫用 白身魚味 7.5kg
  • アイムス 成猫用 体重管理用 チキン味 7.5kg

 


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