親から人を殺してはいけない、と教えられたことがありますか。
殺人事件があると、あの子は普通の子供さんでしたよ、などと
殺人者を知る周辺の人のインタビューが流れたりします。
みんな普通の子供なのです、その普通の子供が殺人者に
変貌した場合、映像で見る限り、その子供から
罪悪感が全く感じられないことがしばしばあります。
自分の欲望の為に殺人を犯してしまったニュースが
毎日のように新聞紙面に載ってきます。
新聞各社によると埼玉県所沢市のアパートで
今年1月、当時3歳の長女を餓死させたとして、
殺人罪に問われた母親（21歳）の判決公判が12日、
さいたま地方裁判所であり、裁判長は、
子供が母親から受けた仕打ちはあまりに残酷で冷酷非道、として
懲役12年の実刑判決を言い渡したそうです。
判決によると、被告は同市内のアパートで、
離婚した前夫との間に生まれた子供と交際相手と3人で暮らし始めたが、
子供がいると交際相手に嫌われる、と思い昨年10月、
子供さんを部屋のロフトに隔離し、食事をほとんど与えず、
衰弱して命が危険な状態になったが、
両親などに容体が発覚するのを恐れてそのまま放置し、
今年1月22日に餓死させたということです。
死亡時の子供さんは身長約88センチ、
体重は3歳児標準の半分以下の5.8㎏だったそうです。
遺体の傍らにはオムツ代わりの古新聞などが置かれ、
ロフトに上がるはしごの継ぎ目には段ボールで
目隠しのための扉が付けられていたそうです。
この母親は拘置中、接見した弁護士に、
一日も早く刑を終え墓前に線香をあげたい、と話したそうです。
子供の心は、人の見本である親の行動や考え方で変わるそうです。
また、親に大切に育てられた子供は他人をも大切にするそうですが
子供に人を殺してはいけないことを、いつどこでどのように教えますか。
改めて、座り直して教える必要があるのでしょうか。
ではまた、広報担当サマンサでした。