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実用化には、多くの問題を解決していく必要があります

琵琶湖で大発生している外来水草のカナダモからバイオエタノールを
精製することに、京都大学エネルギー理工学研究所のグループが成功したそうです。
実用化を目指し国のモデル事業として実験を進めているそうです。
現在、カナダモは琵琶湖や琵琶湖周辺で、年間2億円をかけて処理しているそうですが、
水草をエネルギーに変換できると各地で繁殖している、カナダモによる湖沼の環境問題も
同時に解決できる可能性があるそうです。
まあ、このような研究や話題は度々聞くのですが、
その後、実用化したという話しは伝わってきません。
多くの事例は、国や県からの補助金が終わると、
その時点で、研究の継続や話題も無くなってしまうケースが多いようです。
カナダモは、昭和40年代から琵琶湖で大量発生しているそうで、
漁業の妨げになるほか、枯れて湖岸に打ち寄せられると腐って
悪臭を放つだけでなく、水質や景観も悪化させているそうです。
このカナダモの実物を見たことが無いのですが、以前、きのこ栽培の培地に
使えないかとの話しがあり、検討したことがあります。
その時は、年間、数tと言うことでしたので、
100t~1000tになったら試験をしてみましょう、と言うことになりました。
今、バイオエタノールは、主にサトウキビやトウモロコシなど食用穀物から
精製されていますが、ガソリンが高騰していた頃には、話題もたくさんありましたが、
ガソリンの価格が下がってからは、研究も話題もなくなりました。
食用穀物から燃料を精製することで、世界的な食糧の高騰を招くなど
問題が生じていましたが、厄介者であるカナダモから
燃料を精製できると穀物の価格の高騰も収まると思います。
バイオエタノールは、植物が持つ糖質を発酵させ、蒸留して精製するのですが、
穀物の糖分は酵素で簡単に発酵しますが、カナダモなど水草の糖分は
発酵スピードが遅く、エタノール化は困難とされていました。
このため、新たな酵素を水草の糖分に加えることで発酵が進むことを発見し、
従来の2倍の速さでバイオエタノールを精製できる技術を確立したそうです。
ですが、今の目標は、カナダモ100㎏から300mℓのエタノールを精製することとのことです。100㎏から300mℓですからカナダモがタダでも、輸送だけでも膨大な費用がかかりますし、
エタノールを精製した残りのカナダモの廃棄する部分はどのように処理するのでしょうか。
さらに、琵琶湖や琵琶湖周辺から100t、1000tを収集する方法や費用など、
新たな問題も生じてきます。
ではまた、広報担当サマンサでした。


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  • 参考までに
  • 吾輩は猫である (岩波文庫)
  • 魔女の宅急便
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