電気自動車は、走るためのエネルギーを蓄電池に充電して走りますので、
大容量の蓄電池を搭載しないと、遠距離を走ることはできません。
この大容量の蓄電池は、大きさも、また、重量もあり、
車の体積や車重に加算されています。
さらに、電気自動車は車内を暖めたり、冷やしたりするためにも、
この蓄電池に充電されている電気エネルギーを用いますので、
室内環境を調整するためには蓄電池からの電気エネルギーを
用いることになり、その分、走行距離が短くなることになります。
エンジン車の場合は、エンジンからでる熱を暖房に利用していますし、
冷房の場合は、家庭用の冷房装置と比較すると、大きなエネルギーが必要ですが、
100馬力とか120馬力のエンジン車では、冷房に必要なエネルギーは、
僅かなもので問題になることはなかったのです。
電気自動車では、走行するためには、余分な熱の発生が少ないため、
熱を使うことができないのです。走るためのエネルギーの中から冷暖房に必要な
エネルギーを使うと走行に支障が出るほどエネルギーが必要なのです。
このため、電気自動車は使う場所を限定することを考えている研究者がいます。
その場所とは、冷暖房には窓の開け閉めで間に合う気候の場所で、平らな場所が多く、
さらに、長距離を走る必要がない場所に適しているそうです。
日経ビジネスのコラムには、このような場所は、沖縄であると書かれていました。
沖縄は小さな島だから沖縄のレンタカーをすべて
電気自動車にしてはどうか、という提案がでていました。
沖縄は島で、さらに、小さいため、1回の充電で160㎞程度しか走れない
電気自動車には、ピッタリということで、また、窓の開け閉めで室内温度を
調整できる気候であるとのことです。
特に観光客に用いる車を電気自動車にすることで、観光地としても、
環境的にも、PRにも最適の条件が揃っているそうです。
さらに、アメリカ軍の車両も日常の生活に用いるものは、電気自動車を使って頂くと、
数百億円もする戦闘機1機の費用で、沖縄の環境がよくなるそうです。
それに、沖縄では暑さも観光の売り込み材料に使ったら、との提案もありました。
是非、ご検討をお願いいたします。
ではまた、広報担当サマンサでした。
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電気自動車は遠くまで走れない
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