自宅で介護していた夫を殺害して、無理心中を図ろうとしたとして、
京都府警木津署は、殺人容疑で京都府木津川市加茂町の
無職の容疑者、80歳を逮捕したそうです。
府警によると、容疑者は容疑を認めているということです。
逮捕容疑は、先日の早朝、夫、82歳、無職に殺虫剤を飲ませ殺害したそうです。
夫婦は二人暮らしで、被害者は約2年前に脳梗塞で倒れ、
最近は、一日中、寝たきりの状態だったということです。
近くに住む長男、61歳が被害者宅を訪れたところ、
被害者がベッドの上で死亡していて、
容疑者がそばで倒れているのを発見したそうです。
容疑者も殺虫剤を飲み、自殺を図ろうとしたとみられ、
病院に搬送されたそうですが、命に別条はなかったとのことです。
室内には容疑者が書いたとみられる遺書があり、
介護に疲れた、などと書かれていたということです。
このような殺人の場合、悪いのは、長生きできるようにした、医療なのでしょうか、
人も殺すことができる殺虫剤なのでしょうか。
それとも、このような環境を創り上げた、政治や社会なのでしょうか。
今、介護疲れの果てに親族殺人に及ぶ、半数の被害者は配偶者とのことです。
また、核家族化が進んで、子供に介護負担をさせないために、
無理心中を図る老老介護者や背景にある社会の実態が見えてきました。
ではまた、広報担当サマンサでした。
追伸、日本では60%が核家族とのことです。
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老老介護疲れの果てに
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