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講は企業の始まり

村の中にはいろいろな村組があり、お祭りや作業を行う、
講と呼ばれ平等に共同生活を送るために結ばれた共同体があります。
10戸から30戸ほどの小さな村の場合は、村全体で、
そのまま共同生活の単位になっている場合もあります。
村組の小さなものは江戸時代からある5人組や
第二次世界大戦下での隣組などのように
隣の人を見張ったり、管理するための村組もありました。
この第二次世界大戦下の村組は、目的は違いますが、今も存在していて、
市町村役場からの書類配布や伝達の回覧板などの移動や配達を行っています。
ウチの村には、庚申講、湯沢講、大日講などがあり、
それぞれ村組の中でそれぞれの役目を果たしています。
茅葺き屋根を使っている頃は、屋根講というものもあったそうです。
また、庚申講は葬式講とも呼ばれ、葬式の際のお手伝い、
伝令、墓穴掘り、棺桶担ぎなどが義務付けられていました。
実は、庚申講には、もう一つ、葬儀費用の貸しだしもしていました。
これは、相互銀行の元になったもののようです。
また、湯沢講は水田の作業が始まる季節に、用水路を
補修をするための仲間で構成されている講で、
それぞれの水田に公平に水を引くためには重要な講でした。
さらに、大日講は、もともとは大日如来を崇拝する講でしたが、
江戸時代後半には、籾を貸しだし、秋に籾を収穫すると、借りた籾の倍の量を
返すための講で庄屋や穀屋などが自分の小作人などの豊作を願って
開催していた講でした。今でも、寺や神社などでは、お種銭を貸しだして、
儲かると来年、借りた金額の倍の金額を返すルールのある神社やお寺があります。
これは、籾を貸しだしていたころのなごりのようです。
この外、村の中の組織では、祭礼、道普請、共有林の下刈り、
それぞれの用水路などの手入れ、また、それらの作業割り当てを、
義務化していたようです。
今まであった講は、それぞれの利益がある場合には、継続しているようですが、
講による利益がなくなると消滅してしまうもののようです。
今、籾は、日本中から品質の良いものを選んで購入できますし、
葬儀は葬祭センターでできますし、道や水路の補修は土木会社でできますし、
費用は銀行や農協など金融会社で貸してくれますし、もちろん、
屋根の修理は建築屋さんにお願いすればやってくれます。
村の中から、いろいろな講が消滅して行くようです。
ではまた、広報担当サマンサでした。


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  • 参考までに
  • 吾輩は猫である (岩波文庫)
  • 魔女の宅急便
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