確かに、他人の失敗を待つ気持ちもありました。
ワシントンからのニュースによると、
トヨタ自動車の大規模なリコール問題をめぐり
アメリカ議会下院監視、政府改革委員会は公聴会を開いたそうです。
豊田章男社長が出席して、トヨタ車に対する不安を高めたことを
極めて残念だ、と謝罪し再発防止を誓ったそうです。
トヨタが事前に議会に提出した証言内容によると、
豊田社長は公聴会で、日本で判断しているリコール対応を、
現地の裁量に委ねる仕組みを導入するなど、
リコール対応の改善策や問題の再発防止策などを説明し、
トヨタに対する議会やアメリカの信頼回復に努めると述べたそうです。
リコールの原因について、豊田社長は、急激な業務拡大にあった、とした上で、
人や組織が成長するスピードを超えた成長を追い求めてきたことを
真摯に反省する、と表明しました。
同日、ホンダは世界初となるスポーツカーのハイブリッド車CR-Zを発表しました。
エコカーを対象とした減税などの対象車で、ホンダは、新型ハイブリッド車を
順次投入する計画とのことです。
CR-Zは、排気量1500ccで定員4人、燃費は1ℓ当たり25㎞で、
価格は226万8000円~249万8000円とのことです。
アメリカの自動車会社もアジアの自動車会社もヨーロッパの自動車会社も
トヨタのリコールを追い風に販売実績を伸ばそうと考えていると思います。
他社の失敗は自社のチャンスでもあります。
本日、バンクーバーオリンピックでは、フィギュア自由演技が行われました。
韓国の選手と日本の選手がトップ争いをしていましたが、ここまで来ると、
日本中の人が相手選手の失敗を待つ気持ちも少なからずありました。
スポーツの世界でも選手や競技より観客の成長が遅いようです。
ではまた、広報担当サマンサでした。
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人の成長は遅いようです
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