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ウチのおばあちゃんが造った爆弾

65年も前の話しです。和紙で造った気球に水素を詰めて、ジェット気流に乗せて、
アメリカを攻撃しようとした兵器、風船爆弾をウチのばあちゃんが、
村の小学校の体育館で作っていたそうで、その時の写真が残っています。
おばあちゃんらは、落下傘に使うものだと説明を受けて紐を製造していたそうです。
気球の直径は約10mで総重量は200kgほどあり、15kg爆弾一発と5kg焼夷弾2発を、
おばあちゃんらが作った紐で、気球に吊してジェット気流に乗せて、
アメリカ本土上空に着いたら地上に落として、爆発するように造られていたようです。
夜間には温度低下により、気球が低空飛行を続けると気圧計と発熱体を用いて
バラストの紐を焼き切って、重りを落下させて、気球の高度を上げることを、
繰り返してアメリカ本土まで、飛行させていたそうです。
昭和19年の冬から昭和20年春まで、この風船爆弾でアメリカを攻撃したそうですが、
戦況の悪化などで、昭和20年冬の攻撃は中止されたそうです。
生産個数は約1万発で、このうち9300発が発射され、アメリカで確認されたのは
361発とのことですが未確認のものもあるため実数は不明とのことです。
しかし、1000発程度が到達したとする推計もあるそうで、
アメリカ軍はレーダーを駆使して発見に努めたそうですが、金属部分が少なく、
すべてを確認することはできなかったそうです。
風船爆弾の現物は国内には、残っていないそうですが、
江戸東京博物館に5分の1模型があり、埼玉県平和資料館に7分の1模型が
展示されているそうです。
国立科学博物館に非公開ですが、重要部品の風船爆弾の気圧計が保管されているそうです。
また、アメリカのスミソニアン博物館の保管庫には、気球部分が保管され、気圧計や
爆弾部分の気球下部部分の実物はアメリカ国立航空宇宙博物館に展示されているそうです。
材質は楮製の和紙とコンニャク糊を用いたもので、薄い和紙を5層にコンニャク糊で
貼り合わせて乾燥させた後、風船の表面に苛性ソーダ液を塗ってコンニャク糊で
強化し直径10mほどの和紙製の風船を作成し、気球内には水素を充填したものだそうです。
無誘導の兵器でしたが、自動的に高度を維持する装置が付いていて、
高度を50時間、繰り返し調整した後、落下する仕組みになっていたそうです。
作業にあたったのは動員された女子学生で、紙には苛性ソーダが付いていたため、
指紋が消えたというエピソードが残されているそうです。
ウチのばあちゃんらは、気球から爆弾や焼夷弾を吊すヒモを製造していたそうです。
紐の材料には、生糸が使われていたそうで、写真には糸を紡ぐ道具や
紐を作っている人たちが写っています。
ではまた、広報担当サマンサでした。


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  • 参考までに
  • 吾輩は猫である (岩波文庫)
  • 魔女の宅急便
  • アイムス 成猫用 白身魚味 7.5kg
  • アイムス 成猫用 体重管理用 チキン味 7.5kg

 


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