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虫送り

虫送りは、稲の害虫を駆逐し、豊作を祈願する目的で行われる昔からの行事でした。
夏の夜に松明を焚いて、害虫を鉦や太鼓を叩きながら行列して村境まで行き、
隣村に追い払ったり、川に流したりしました。
実際に、害虫が隣村に行ったかどうかは分かりませんが、虫を追い込まれた隣村では、
またまた、隣村に向かって、虫送りが行われていたようです。
このため、虫送り合戦となり、喧嘩に発展したこともあったようです。
虫送りは、農薬が普及するまで、各地で行われていたそうです。
大蔵永常さんが、1826年に書いた、除蝗録には、油を水田に注いで、
稲の害虫、ウンカを駆除する方法が書かれています。
油を水田に注いで、水田の表面に油膜を作り、それに、ウンカ類を払い落として、
体に油が着いて、飛び立てなくしたり、窒息死させる方法が紹介されています。
この方法は中国から伝来したようで、1600年代後半から
筑前国で使用されていたようです。それを、大蔵永常が紹介して、
各地に広まったそうです。当初は菜種油を使っていたようですが、菜種油が
高価で貴重だったため、鯨油に代わったようです。江戸時代に害虫駆除に付いて
書かれた本は、除蝗録の他に、豊稼録がありますが、やはり、鯨油を使ったことが
書かれています。今年は、猛暑の影響で水稲に被害を及ぼす、斑点米カメムシ類が
平年の倍以上発生して、東北地方では注意を呼び掛けているそうです。
現代の虫送りは、どのようにするのでしょうか。
ではまた、広報担当サマンサでした。
追伸、大蔵永常さんが害虫駆除を紹介している、除蝗録は、当社の図書館に、
江戸時代の原本があります。


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  • 参考までに
  • 吾輩は猫である (岩波文庫)
  • 魔女の宅急便
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