イスラエルの洞穴から、約1万2000年前の人類が葬儀の際に、
野牛や亀をごちそうとして宴会を行っていた跡が発見されたそうです。
農耕社会が始まる前の宴会場跡が見つかったのは初めてとのことです。
洞穴には人骨が埋葬された二つの穴があり、神事を司っていたと思われる、
初老の女性の墓とみられる穴からは、リクガメの甲羅などが、
少なくとも71匹分が発見され、もう一方の穴からは、
家畜の牛の祖先と考えられている野牛、3頭分以上の骨が発見されたそうです。
亀の甲羅には焼かれた跡があり、肉は全部で17㎏以上あったと推定され、
洞穴からは28人分以上の人骨が発見されていて、
肉の量は35人分以上に相当することが分かったそうです。
野牛は当時の狩の対象として最大の動物であり、
狩りには危険が伴ったと思われることから、
ごちそうだったと考えられているそうです。
こうした宴会を通じて、地域社会が発展し、農耕社会が
広がっていったのではないかと考えられているそうです。
農耕の起源は、諸説あり明確な年代は分からないのですが、
山菜取りや摘み草は農耕の始まりのようです。
これは、イスラエルのヘブライ大学とアメリカのコネティカット大学らの
研究チームが論文を発表するそうです。
1万2000年前の人類の献立が分かると、古代人の息づかいも見えて来るようです。
ではまた、広報担当サマンサでした。
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1万2000年前の宴会の献立
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