かつて、総理大臣だった、池田勇入が大蔵大臣の頃に、栄養学の見地から、
国民の健康を願って、貧乏人は麦を食え、と発言したそうです。
私も麦飯を食べたことがありますが、私の食べた麦飯は、挽き割りという、
麦飯の黒い部分を減らしたものだったと思います。刑務所で出される飯が
麦飯とのことで、美味しい感じは受けなかったのですが、日露戦争の時に、
森鴎外の考えで白米を採用して食べた帝国陸軍では、多くの脚気による
死者がでたそうですが、高木兼寛の考えで麦飯を採用して食べた帝国海軍では、
ほとんど犠牲者がなかったそうです。このため、森鴎外は、ロシアの将軍の誰よりも
日本に被害を与えた、と評価されていたそうです。一方、日本勝利の一因となった、
高木兼寛は麦飯男爵として広く国民から敬愛されたそうです。
麦飯はビタミンやたんぱく質や食物繊維がたくさん含まれていて体に良いそうです。
現在、日本ではパンを食べている方が多くなっているようですが、パンを麦飯と
言えるかどうか分かりませんが、パンは米飯よりは体に良いのでしょうか。
ウチの食卓に麦飯がでたときは、とろろ汁の日でした、麦飯にとろろ汁は
とても美味しかった、と記憶していますが、噛まないで食べた記憶や、
麦飯にとろろ汁の日は、直ぐに、お腹が空いた記憶があります。
日本がTPPに参加すると、スーパーで1㎏170円とか180円で売られている小麦粉が
半額くらいになるようで、体に良くて、財布に優しい麦飯ということになりますが、
米は700%の関税がかかっているそうですから、TPPに参加すると自動的に日本の
稲作農家は激減すると思います。池田勇人の、貧乏人は麦を食え、の発言は
TPPの参加も含めて考えていたのでしょうか。
ではまた、広報担当サマンサでした。
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貧乏人は麦を食え
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