オオナルコユリやナルコユリの根茎を乾燥したものが黄精という強壮薬で、病後の
衰弱者や慢性病、リューマチ、痛風などで体が弱っている時に用いたそうです。
ナルコユリの茎葉も同様に滋養強壮に用いることができるそうです。
俳人、小林一茶は、このナルコユリを愛用したそうで、七番日記に記述があります。
文化14年(1817)12月3日の日記には、黄精酒に漬ける、11日黄精食い始める、と
書かれています。また、16日には神仙丹四服、赤川より来る、とあり、神仙丹は、
冬虫夏草か冬虫夏草の菌糸のようですが分かりません。赤川とは信濃町の長野県と
新潟県の県境にある小さな村で、一茶の妻の実家があります。一茶は52歳から、
亡くなるまでの65歳までに、3人の妻を迎え、5人の子をもうけたが、最後の子供は、
一茶が亡くなってから誕生した。先に生まれた4人の子供は早世したので、最後に、
生まれた子供が一茶のDNAを遺した。DNAも綱渡りのようです。
ではまた、広報担当サマンサでした。
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一茶が愛用した漢方薬
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