正徳2年(1712年)に、出版された絵図入りの百科事典、和漢三才図会には、
国々の土産が掲載されています。著者は大阪の医師、寺島良安で105巻81冊に及ぶ
膨大なものです。信濃の国の説明ページは18頁あり、信濃国土産には、小人参、
芍薬、苟薬、杏仁、小梅、串柿、干蕨、蕎麦、小杉原、木賊、麻衣、椹木、鮭、
煙草、鯉、鮒、などがあり読めないものもあります。平成23年(2011年)
長野県の一部地域で、杏、小梅、干し柿、蕎麦などを生産しています。
300年前の土産が今も、地域を豊かにしていますが、現在、長野県で栽培されている、
リンゴ、ナシ、ブドウ、モモ、キノコなどが入っていません。歩いて旅行していた、
300年前の土産には、日持ちの悪いものや重いものは敬遠されたと思います。
また、リンゴ、ナシ、ブドウ、モモ、キノコは火持ちが悪い上、過剰生産に
なっていて撤退する農家が増えています。300年前の土産、改めて検討してみては
如何でしょうか。和漢三才図会はウチの図書館にあります。コピーを販売しています。
お問い合わせから、ご連絡下さい。
ではまた、広報担当サマンサでした。
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300年前の信濃国土産
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