独立行政法人、農業・食品産業技術総合研究機構の九州沖縄農業研究センター
から、サトウキビの新品種を開発した、と発表がありました。
離島向けの飼料用品種、しまのうしえ、と、製糖用品種、黒海道の2種です。
餌米の研究は知っていましたが、家畜用のサトウキビが開発されていることは
知りませんでした。サトウキビを餌にする場合、砂糖の収量より、草丈の収量が
重要とのことで、砂糖の収量が少なく、草丈が多く、製糖品種に向かなかった、
在来種の問題点を逆手に取った品種を開発したようです。しまのうしえ、は、
離島地域の基幹産業である肉用牛生産に不可欠な飼料が不足していることから
開発された、サトウキビで従来の製糖用品種と野生種を交配して、15年の年月を
かけて品種改良したものだそうです。現在、離島で飼料用に栽培されている、
ローズグラスという牧草に比べると、同じ面積で約2倍の収量が得られ、さらに、
台風や干ばつなどの災害にも強い品種とのことです。
ではまた、広報担当サマンサでした。
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サトウキビの進化
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