
長野市 真島の句碑
吉村露英の句碑
月出てここ路 露英
涼しき夏野哉
(月いでてこころ涼しき夏野哉)
場所、長野市真島町本道 吉村弘行宅の道路端
吉村露英 本名 徳右衛門。号 露英、葛井舎。
嘉永年代(1850)頃 小林家に出生。吉村家の婿養子となる。
江戸に出て、葛露庵旬光に俳諧を学ぶ。また、狂歌、小笠原流
の挿花の折紙を学ぶ。真島の尊良寺・清水神社に奉納額がある。
昭和14年刊行の『更級郡埴科郡人名辞典書』に記載されている。
辞世の句は、
風呂敷の 包みもいらぬ夏の旅
明治3年6月没。吉村弘行氏の4代前と説明を受ける。
川中島平俳諧研究会