HOME ▶ サマンサ日記


秋山記行は旧蔵者の変遷が分かる本です

ウチの図書館(個人の図書館ですから3万冊程度ですが、)に、秋山記行という、
2冊組の和綴じ本があります。著者は鈴木牧之(明和7年1月27日~天保13年
5月15日)で、十返舎一九の勧めで書いた本で草稿本は新潟県の県宝に指定
されています。現在、小千谷市の山本氏が蔵書しています。また、この秋山記行の
写しが、5組あります。1組目は、貞観園が所有しているもので、現在、南魚沼市の
鈴木牧之記念館に寄託展示されています。2組目は、串田孫一氏が所有し現在、
串田氏の記念館か御子息が蔵書していると思われます。奥書きに、明治26年12月、
平賀春吉写之とあり、写した平賀氏は旧塩沢町の小学校の職員であったことが
分かっています。3組目は京都大学の清野謙次氏の弟子が写し、小林義正氏旧蔵本で、
その後、京都の小谷隆一氏が蔵書していました。現在、信州大学附属図書館に
寄贈されています。4組目は松方三郎氏が蔵書していましたが旧塩沢町を
小谷隆一氏が訪問したとき、塩沢町の職員であった、熊木貞夫氏に購入を勧め
熊木氏が購入された。現在、確認されていないが、御子息のところと思われる。
5組目は平成16年に東京古典会で展示されていたもので、平成17年に
古典籍展観大入札会でウチの図書館が購入したものです。長岡出身の酒井嘉七氏が
前日本山岳会会長の高頭仁兵衛氏に表書きを頼んで表書きしたことが書かれています。
現在、この表書きはありませんが、東京古典会のカタログの写真が残されています。
1、2、3、4、5の内2以外は同筆で、1、4、5は同じ絣のカバーが付けられています。
ただ、4と5は熊木氏が平成15年に没しているため、同じ物ではないかとの意見も
あり、現在、未確認です。このように、旧蔵者が誰か分かる本があり、読み
継がれています。これは、蔵書しているというより、一時、預かりしていると
いった方がよい本です。
ではまた、広報担当サマンサでした。
追伸、さらに詳しい情報は当、図書館にお尋ね下さい。


サマンサ日記の月別バックナンバー


タグクラウド

 


I'm Samantha.

  • プロフィール
  • サマンサ
  • サマンサは猫です。
  • 広報担当の三毛猫です。
  • サマンサ日記は、
  • 猫の目線から見える世界を
  • 綴った研究雑感です。



Helpful ・・・

  • 参考までに
  • 吾輩は猫である (岩波文庫)
  • 魔女の宅急便
  • アイムス 成猫用 白身魚味 7.5kg
  • アイムス 成猫用 体重管理用 チキン味 7.5kg

 


Translation


Recent


Category