情報としては古いですが、2012年01月17日の高知新聞によると、
高知県安芸市畑山集落に赤ちゃんが誕生しました。安芸市畑山の
人口は58人、平均年齢72歳の限界集落です。安芸市畑山で
赤ちゃんが誕生したのは22年ぶりとのことで、赤ちゃん誕生で、
地域が明るくなったそうです。赤ちゃんの誕生で、人口が1人増えて
59人になり、平均年齢が若くなりました。安芸市畑山は
土佐ジローの産地で、土佐ジローは、高知県畜産試験場が開発した
卵肉兼用品種で、高知県特産の土佐地鶏の雄と、アメリカ原産の
ロードアイランドレッドの雌を交配して作られた一代雑種の鶏で、
土佐地鶏の特徴を受け継いでいて、体重は1.3~1.5㎏と小柄の鶏です。
ロードアイランドレッドの雌は土佐地鶏の雄より体格が大きい為、交尾が
うまく出来ないため、土佐ジローを繁殖するためには、土佐地鶏の雄から
精子を採取し、ロードアイランドレッドの雌に、人工授精させる必要があり、
生産性が悪く、土佐ジローの品種改良を高知県畜産試験場が行っている
そうです。一代雑種から固定種にすることにより、土佐ジロー同士の交配でも
土佐ジローが生産されるようになったそうです。これにより、飛躍的に
生産性を上げる事ができるようになったそうです。ジローと言う呼び名は
地鶏のジとロードアイランドレッドのローを合わせたものだそうです。
限界集落だからこそ、バイオテクノロジーを取り入れて、お年寄りが
生産できる、新しい名物が必要のようです。
ではまた、広報担当サマンサでした。
追伸、赤ちゃんが誕生した家は、土佐ジローを生産している農家で、
温泉旅館も経営しているそうです。
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