40年も前の話ですが、ウチでワクチンを作るため卵を生産していました。ワクチン用の卵を
生産するといっても、鶏を1羽ずつ入れたカゴで飼育し、生まれた卵を出荷していました。
余った卵は、食用に出荷していました。この間、何度も鳥の伝染病が発生して、
出荷できないばかりか大量に鶏が死んでしまうことが続き、鶏を飼うことを止めざるを
得なくなりました。当時、鶏を1羽ずつカゴに入れて飼う方法は、新しい方法ということで、
たくさんの農家の方が見学にやってきました。スズメや渡り鳥も鶏舎に入り込み、餌を食べに
来ていましたし、今、考えると鶏舎の近くに、野生の鳥の死骸を見ることが度々ありました。
先日、広島市から、安佐動物公園で、先月1月17~29日に、相次いで小鳥49羽が死んだ、と
発表がありました。死骸から人に感染する菌が検出されたそうで、同園は今月1日から
小鳥舎の入場を中止したそうです。同園によると、死んだのは、ジュウシマツ32羽と、
その他の小鳥17羽で、検査機関で死んだジュウシマツ1羽を調べたところ、肝臓から
感染菌が検出され、集団感染が判明したそうです。この菌は普通の野生動物が
保持しているそうですが、人に食中毒を起こす菌としても知られ、国内では井戸水などに
よる経口感染事例が報告されています。同じ菌ではないようですが、鶏を飼って卵を売って
生活することは、同じ場所でたくさんの鶏を飼うことで、同じリスクが何年経ってもあるようです。
スズメや渡り鳥や観光客や輸入した餌も国産の餌も疑って見る必要があります。
ではまた、広報担当サマンサでした。
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