渋川市の金井東裏遺跡から、6世紀初に噴火した榛名山二ツ岳の火山灰に埋まった溝から、
鎧を着た成人男性の人骨が見つかったそうで、発掘調査をしている、群馬県埋蔵文化財
調査事業団から発表がありました。古墳時代の人が火砕流に遭遇し、死亡したと見られる
そうです。古墳時代の鎧を実際に人が着た状態で見つかったのは全国で初めてで、鎧は
高さ約60㎝、幅約50㎝で、人骨は全身が残っていて、うつぶせの状態で発見されたそうです。
身に着けていた鎧は、大和政権と近い有力者の古墳からも見つかっているそうです。
遺跡からは、別のものとみられる鎧の一部や乳児の頭骨一つ、鉄製の矢尻14点が
発見され、人骨が火砕流が流れて来る方向に向かって倒れていて、逃げようとした
形跡がないことから、男性は鎧を纏い、矢尻を並べた上で、山の怒りを鎮めようと
していたのではないかと言うことです。火砕流を鎮めようとしたのか、山に矢を
撃ちこもうとしていたのかは分かりませんが、一戦交える構えだったようです。
一般公開されたら、お会いしたいものです。
ではまた、広報担当サマンサでした。
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火砕流と戦った
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