JAXAは2021年度の打ち上げを目標に人工衛星のエンジンを電気推進に
置き換えた、オール電化衛星の検討を進めているそうです。
人工衛星の燃料搭載量を大幅に減らし、高性能化につながる技術で、
日本にとって重要な衛星になり、飛躍的な技術向上を狙うそうです。
衛星の中でも競争が激しい通信衛星や放送衛星は、地上約3万6000km
の静止軌道を回っていて、軌道投入や制御には衛星のエンジンを使って
いますが、現在、主流の化学エンジンは衛星重量の半分を占める燃料が
必要で、搭載できる機器のスペースは圧迫され、高性能化のネックに
なっているそうです。そこで、はやぶさで使われた電気推進エンジンの
開発を進めるようです。電気推進エンジンは、推力は劣るが効率が良く、
搭載燃料は約5分の1で済み、海外のメーカーが開発を先行させている
そうです。電気推進エンジンって、真空管のヒーターの開発と同じで、
ヒーターの温度によってイオンが出るのですが、金属や金属の表面の
形状の違いで、イオンの出方が変化するのですが、なんとなく温度を
制御することで推進力が変わることは分かります。衛星のエンジンは
日本の電気屋さんが製作することになるんでしょうね。
ではまた、広報担当サマンサでした。
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オール電化衛星のこと
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