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人工薪「紙薪」について

この人工薪は回収された古新聞のリサイクルの中で再生紙になれなかった、細かい繊維を高圧縮して整形したものです。様々なゴミを圧縮して作られるRDFに比べ、素材の由来がしっかりした上に、品質が均質に作られているため、他の固形燃料に比べ、安全かつ安心した商品です。


人工薪「紙薪」の安全性

主成分となる新聞紙の品質は、昔から新聞紙は野菜の包装に使われてきたことから、インクなどの安全性が求められています。その上、燃やす場合のダイオキシン対策についても検討されており、燃焼によってダイオキシンを発生する事はありません。そもそも、リサイクルの過程でインクは洗浄してあるので、これらが薪ストーブに何らかの影響があるとは考えにくいものです。


定期的なご提供

ご利用の規模に応じて、ダンボール単位、フレコンバック単位などを検討いたしました。もちろん小分けにするほうが、人件費がかかってしまいますので、フレコンバックの注文の方が人工薪一つあたりの費用はお得です。
農業用の温室などのでの燃料として,特に灯油の代替燃料としてご検討されているかたからご依頼があり,トラック一車両分での配送も対応できるようになりました。詳しくは下記をご確認ください。


トラック一車両分(10t),単位のご依頼に対応

人工薪を使用するにあたり,最大のネックは送料と人件費にあります。そこでこれまでの検討や報告から,大量かつ安価な輸送を検討した結果,『トラック一車両(10t)』の輸送方法がもっとも実用的であると考えました。そこで,『トラック一車両(10t)』単位でご依頼を促進するために,この規模毎のご依頼に,フレコンバックを個別で注文するよりもお安く提供いたします。

『トラック一車両(10t)』は個別にフレコンバックをご注文されるよりも一つ当たりの輸送コストを大変小さくすることができます。送料は輸送量,輸送場所,運送業者様によって大きく変化いたしますのでその都度お見積もりさせていただきます。


人工薪「紙薪」の形状と硬さ

見た目は直径8cm、厚さはまちまちですが5cmほど、中に2cmの穴があいたドーナツ状の形状で色は灰色で見た目よりしっかりとした重量があります。色は新聞紙の紙の色そのものです。また、重量はかなりの高圧縮によって作られているので密度が高いためです。

なかには、接着剤や防腐剤を心配される方がおられますが、どちらも使用しておりません。そのため,水ぬれによるカビの発生や、別の力がかかることによって、多少繊維がほぐれてしまう場合があります。


繊維のライフサイクルからみた人工薪「紙薪」

製紙や古紙リサイクルにともなう素材の流れと、人工薪「紙薪」の位置を確認すると

木材・繊維 → パルプ材 → 紙 → 新聞紙 → トイレットペーパ ー →人工薪

という流れで生産されているので、事実上、成分は薪と同様として考えています。つまり、主に燃焼するのはセルロースになります。そのため石油製品の燃焼時にでる有毒な煙は,人工薪「紙薪」では発生いたしません。


人工薪「紙薪」のいいと思うところ

  • 高圧縮されるため、木材より密度が高く、体積に対してのカロリーが高い。
  • 整った形状のため、ストーブに一度に供給できる重量は木材とは比較にならないほど容易。


人工薪「紙薪」を日常で使いやすくするためアイデアを募集しております.

周囲を見渡していただいても人工薪「紙薪」を使っている方を見かけたことは少ないと思います。それにはいくつか理由があります。ひとつは使用感が今ひとつわかりにくいこと。あとは供給方法が確立していないことかとおもいます。又,石油エネルギーをなるべく使わないためのアイデアとして,人工薪の開発を行いましたが,まだまだどう使ったらよいのか模索中です.まずは触っていただいて、感想やアイデアをいただければとおもい、サンプルの提供を行っております。多くの方に参加していただければ幸いです。また利用者様のアイデアをもとに改善できたことを随時報告していきたいと思っております.

以下,現在検討中の具体的な問題点です.

  • より簡単な着火方法
  • 送料を安くする工夫(現在価格の上で送料がネックであるため)
  • 量販店での販売の可能性.(送料を安くするため,商社,卸問屋様からのご質問をお待ちしております)
  • 実用的なストーブ(趣味ではなく,安価な暖房を目的としたストーブの捜索)

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