市が私有地を無断で市道占有している話

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市が私有地を無断で市道占有している話


・近くの水道ポンプの工事に際に、曾祖父名義の土地と「長野市篠ノ井岡田字森沢1557-3」が確認された。

・当該の土地は、現状が一部道路になっていた。調べると、昭和54年に道路ができたことが分かる。

・該当の土地を父、祖母は認知していなかった。それは、昭和54年に、道路以前から、税務地目が公衆用道路の扱いになっていたためと思われる。長野市の回答によると昭和58年以前から、土地全体が公衆用道路の扱いになっている。

・昭和54年には、父も当事者の1人だったが、道路になるという話を聞いたことがない。該当の土地を認知していないのに、許可するなどという話もない。

・建設省、長野県、砂防事務所、長野市と、道路管理者を巡って、たらい回しに合う。最終的には、長野市が管理者として、対応している。

・5年以上、情報の保存義務がないため、各部署、資料がないから、わからないという対応だけになる。

・市にくり返し、質問し、出てきた市道認定に関する書類に於いて、地番によると、該当の土地より手前までしか申請されておらず、該当の土地を通っていないはずであるが、図面上は通過している。請された道路を確認すると、始点で50m、終点で15mほど実際の場所とずれていることがわかった。

・その後の調査により、昭和30年以前は、道路であったが、昭和34年頃、水路の付け替え工事により、道ではなくなり、返還された状態にあったが、長野市にはそれを示す記録がない。境界立ち会いにより、土地の形状と道路の現状が一致していないことがわかった。もともと、地滑り地帯に隣接し、場所を特定するものが少ない。明治23年の台帳を元にした公図は、幅広い不整合地もあり、現状確認がとてもこんなんな場所であった。実際、数度にわたって、境界立ち会いをすることになった。

〈推論〉
該当の土地は、昭和30年頃まで道路と水路として使われ、所有者がその管理の責任を負っていた。建設省に周囲の土地の買収が行われた際にも、その理由から、土地の所有権を譲渡しなかった。
昭和34年に行われた宇土沢川付け替え工事に伴い、道路の道筋が変更。当該の土地は、道路ではなくなり、個人に返還されたはずであるが、連絡不備により、道路として扱われたままとなる。現状は山林で、登記上は畑となっている。
昭和54年、道路が新しくつくられ、古い道路の情報に合わせて、道路を接続する。当該の土地は、申請された住所の先にある土地であるにもかかわらず、道路が造られた。通る予定のない土地の買収や説明は行われるはずもない。周辺の土地は、災害を契機に建設省・長野県・長野市の所有になっていて、他に意見をいうところがなかった様である。

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このページは、yukufumuが2015年9月18日 16:45に書いたブログ記事です。

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