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-- 蔵書紹介「蘭学事始」緒方富雄訳 --
PICT898702.jpg『蘭学事始』緒方富雄訳(らんがくことはじめ おがたとみおやく)


『蘭学事始』は、文化12年(1815年)、83歳の杉田玄白が蘭学草創の当時を回想して記し、大槻玄沢に送った手記である。

蘭学の開拓者である杉田玄白は、草創期のことが誤り伝わることを懸念し、自らの記憶の範囲で、当時のことを書き残そうとした。

文化11年(1814年)に書き終わり、高弟の大槻玄沢に校訂させ、文化12年完成した。この時、杉田玄白83歳、完成2年後の文化14年(1817年)85歳で死去した。当初は『蘭東事始』という題名であった。

幕末の頃、神田孝平が露店で写本を見つけ、明治2年(1869年)、福沢諭吉が、『蘭学事始』として刊行した。

『蘭学事始』には、明治2年(1869年)、福澤諭吉が発行したものと、昭和16年
(1941年)緒方富雄が訳したものがある。

緒方富雄は緒方 洪庵、文化7年(1810年)~ 文久3年(1863年)、医師、蘭学者の曾孫で、明治34年(1901年)~平成1年(1989年)、日本を代表する、血清学者である。杉田玄白が『蘭学事始』を著してから、130年が過ぎ、科学の環境も変化し、先人たちの事を知ることが極めて、大切である。

この意味において、杉田玄白の蘭学事始は、わが国の科学事始として、我々ひとりひとりが読まなければならぬ大切な古典である、と言っています。

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