長野電波技術研究所
  • 1冊単位
     の複写
長野電波技術研究所
  • 1頁単位
     の複写
長野電波技術研究所
  • その他
     の複写
-- 七夕の本当の歴史を考える。 --
JZXa.jpg


明日は七夕ですね。今の暦だと、梅雨明けきらないこの時期は、彦星も織姫も、一年に一度のデートもままなりません。
私自身、古文書を読んでいて思うのですけど、これだけみんなが行っている風習なのに、何一つ知らないんじゃないかということが、古い本を見ていると本当にたくさん出てきます。本当の風習を知ったうえで、これからも続けていくべきなのではと、
わたくし、長野電波技術研究所的な七夕のことを、うちの古文書を紹介しながら、つらつら書こうと思います。間違いあったら、ぜひご指摘ください。

ず最初に、江戸時代,女子用の教科書「女大学宝箱」全1冊,PDF電子書籍,1836年版 http://www.dlmarket.jp/products/detail/200563

 の七夕の風景。この本は、江戸時代の女性の暮らし方を説いていて、女性の仕事や生活の挿絵がたくさん掲載されています。
そうめん、飾ってるのではという挿絵。これ、なぜ「そうめん」と思ったかといいますと、江戸時代の風習として7月7日にはそうめんを食べる風習があったためです。ただ、この挿絵は、勘違いで、七夕のヒロイン、織姫は、織物・機織りの女神。だから、裁縫がうまくなりたい女性は、木綿の束を飾っていたそうです。ちなみに、この本には、そうめんを作るのも、女性の仕事だったと挿絵がでてきます。繊細なものを、品質を保ちながら日々続ける作業は、女性に適しているのかもしれません。

CJJG5_NVEAAiRml.jpg

そうめんを食べる風習については、この文献に掲載されていました。
日本の風習・暦調査は「日本歳時記」5巻,7.8.9月,七夕など,1687年版,貝原好古著 http://www.dlmarket.jp/products/detail/215778
江戸の光景なのか、七夕飾りは軒先につるしています。仙台の七夕祭りの飾りと印象がダブります。

1004801.jpg
それじゃあ、いまのような竹飾りがないのかというと、

江戸時代の自然現象を紹介した文献「訓蒙天地辨」上巻,天文,高井蘭山 http://www.dlmarket.jp/products/detail/192176
にありました。
こと座とわし座の間に、天の川が見える。素晴らしい構図に涙するのです。

そんな、七夕も、日本の歴史をさかのぼると、930年代、平安時代成立の百科事典,PDF電子書籍「和名類聚抄・和名抄」全20巻5冊、原文 http://www.dlmarket.jp/products/detail/166897
の中にすでに登場しています。
彦星・牽牛もそうですが、織姫は、読みが「たなばたひめ」とあります。そもそも、七夕=たなばた。ふつうの漢字の読み方からしたら、絶対よめません。日本書紀に登場するたなばた姫と合わさったや、種と機織りという言葉が語源とか、いろいろな説があります。

CJC9XfZUcAEz1wz.jpg

うちの摘み草の庭の一番奥には、5月、タケノコ汁を楽しんだ淡竹の竹林があるので、この時期、適当な大きさの竹を切り出してきます。これだけ数があれば、願い事しまくりです。竹も十分にあるので、販売も可能なほどになってきました。都市部で竹が手に入らない家では需要があるかもしれません。
ついでに、私が作れる、一番複雑そうな折り紙の宝船を飾っては、天の川が曇っていても、川を渡り切ってやろうという意気込みです。


2xSdo.jpg

中国の七夕の物語は、中国の禁書「五雑組」全16巻8冊,PDF電子書籍,1619年成立 http://www.dlmarket.jp/products/detail/208097
にも、見ることができます。

七夕の物語に異を唱えている文献もあって、
江戸時代の百科事典PDF電子書籍「和漢三才図会」02巻1冊,二十八宿,天の川,七夕 http://www.dlmarket.jp/products/detail/361200
で、彦星、牽牛は平安時代に日本でつけられた名前で、本来は、河鼓、天の太鼓という意味の星なので、彦星・牽牛を文字通り牛飼いとして扱うなんて馬鹿らしくて笑ってしまうと、訳すと本当に書かれています。そうなんです。彦星は、もっと偉大な存在なはずなのです。そうしたら、七夕の物語も、また違って見えてくるんじゃないかと思います。

最後に、アサガオは、牽牛花とも書くんです。旧暦だと、花がちょうどよい季節なのですけど、彦星は今年こそデートできるのか。花が咲くのか。そんなことを考えるのでした。


それぞれの文献は、簡易和綴じ製本として復刻もしております。お問合せより、メール等でご連絡ください。

お問い合わせ

附属図書館

附属図書館
附属図書館
i-apple.jp/lib/
長野電波技術研究所
長野電波技術研究所
長野電波技術研究所
長野電波技術研究所
長野電波技術研究所
長野電波技術研究所
長野電波技術研究所
長野電波技術研究所
長野電波技術研究所
長野電波技術研究所
  •  附属図書館の中から
  •  研究用の資料を
  •  ざくざく発掘中です。
  •  資料提供も承ります。