長野電波技術研究所
  • 1冊単位
     の複写
長野電波技術研究所
  • 1頁単位
     の複写
長野電波技術研究所
  • その他
     の複写
-- 伊藤伊兵衛とソメイヨシノ。接ぎ木技術。 --
IMG_20170417_091703_DROmini.jpg


伊藤伊兵衛をご存知ですか?

作者不明とされている桜ソメイヨシノ。
限定するような資料が残されていないため、今も課題になるのだけど。

今の駒込、染井村では江戸一番の園芸家一族は代々伊藤伊兵衛を襲名していた。
伊藤伊兵衛は、接ぎ木技術を備え、大名をはじめ、多くの園芸植物を送り出している。

その中で、4代政武は、徳川吉宗に小石川療養所の御庭番を任され、また、別の記録では染井吉野が小石川療養所に植樹されたとか1760年ごろ見られたという。そこから逆算することで1730年ごろに植樹されたと考えられている。

地錦抄附録、その時期の政武の本によって刊行された本で1733年である。桜の記載はないけど、その因果関係を思い浮かべる。

KindleUnlimitedにも掲載中なので、ぜひ、中を読んでみてください。  地錦抄附録1-4巻 https://www.amazon.co.jp/dp/B085PRYNNZ/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_vWcAEbDK01D6Z
200頁とページ数も多く、多くの園芸植物が紹介されており、この本自体もお勧めである。

chikinsyoufuroku0201.jpg

江戸時代の接ぎ木技術とは、どんなものだったのだろうか。
1818年から刊行された岩崎灌園による草木育種(そうもくそだてぐさ)にその一部が載っている。

KindleUnlimitedに掲載 和本,草木育種,上巻 岩崎灌園 https://www.amazon.co.jp/dp/B07L831YPS/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_v8dAEb6V864M0

soumoku-sodategusa0102mini.jpg
図で、いくつか、接ぎ木の例が紹介されているが、皮の模様から、桜だと推測されます。
この技術によって、現在に至るまで、多くの接ぎ木によって、染井吉野ソメイヨシノが、日本中へと、世界へと広まっていることに驚きます。
また、当時の接ぎ木法が、ビニールなどが発明されていないとはいえ、かなり高度な技術だと読み取れ、今とそん色ない技術が見られます。また、現在は無いような技術もあるのかもしれません。
この事業で、目を通す方が増えるほどに、新しいアイデアにつながればと願います。

見るより食べるを進める私としは、違う種類ですが、庭先の八重桜を5月ごろ目にします。そして、作るのが、桜の塩漬け。桜の持つ香り成分はクマリンと呼ぶそうですが、桜の香りが引き出されたものを春まで、待って、桜茶や桜アイスを作ります。
とても、季節を感じる食にもつながっているのです。
IMG_20160418_090951mini.jpgC-VoStvV0AENUU0mini.jpg

お問い合わせ

附属図書館

附属図書館
附属図書館
i-apple.jp/lib/
長野電波技術研究所
長野電波技術研究所
長野電波技術研究所
長野電波技術研究所
長野電波技術研究所
長野電波技術研究所
長野電波技術研究所
長野電波技術研究所
長野電波技術研究所
長野電波技術研究所
  •  附属図書館の中から
  •  研究用の資料を
  •  ざくざく発掘中です。
  •  資料提供も承ります。